社員対談TALK

ほかにはない価値を磨き、
『甲村ハウジング』にしかできない仕事を。

  • 代表取締役社長甲村 耕三
  • 取締役会長甲村 侑男
ほかにはない価値を磨き、<br>『甲村ハウジング』にしかできない仕事を。

2020年に事業を引き継いだ甲村耕三社長と、父親と共に事業を立ち上げた先代社長の甲村侑男会長が、それぞれの『甲村ハウジング』に対する想いを話し合いました。二人のやり取りを通して、同社の“過去と未来”が見えてきます。

  • 社員対談 甲村 耕三 代表取締役社長甲村 耕三
  • 社員対談 甲村 侑男 取締役会長甲村 侑男

引き継ぐ者の想いと、
受け継ぐ者の想い。

  • 社長

    2020年に私が社長を受け継いで、もう長らくの月日が経ちました。
    “代替わり”をした『甲村ハウジング』は、会長から見て変化しましたか?

  • 会長

    そうですね、大きく変わってきたと思います。でも実際のところ、会社の変化を感じていたのはもっと以前からですね。
    あなたがもともと勤めていた大手ゼネコンを辞めて、うちに来てくれたのが20年以上前のこと‥‥。その頃から会社は徐々に変わりはじめたと思います。社長は当時からさまざまな業務のシステム化を進めていってくれたし、そもそも受注する案件の種類や規模が変わりましたからね。社名の“ハウジング”は、今もそのまま生かしてくれてるけれど。

  • 社長

    『甲村ハウジング』って社名は、いかにも住宅メーカーっていう感じですからね。正直なところ、今のうちの事業内容とはちょっとイメージが違いますね。でもうちは、木の製材・販売をしている『甲村木材』の事業拡大をきっかけに設立した会社で、いわゆる工務店業を手掛けていたし、会長と先々代が一緒に立ち上げたものなので、その歴史も屋号もしっかりと受け継いでいくことにしました。

  • 会長

    会社の歴史を大切にしてくれるのは、うれしいことです。
    社長はうちに入社したとき、この会社に対してどんな印象を持ちましたか? 橋梁とかを建設している大きな会社から移ってきて、いろいろと違いを感じたでしょうけど。

  • 社長

    それはもう、びっくりしましたよ(笑)。売上のことや、会社全体の仕事に対するモチベーションも気になりました。それで、自分がこれまでに見てきたこと、学んできたことを生かして、いろいろと改革していこうと思ったんです。一般の住宅ではなく、非住宅部門をもっと伸ばしていこうという事業方針の変更も含めて。だから“ハウジング”という名前ながら現在の主な取引先はゼネコンで、公共工事案件をはじめとした大型建設物の仕事を任せてもらえる会社になりました。もちろんこれって短期間で実現できたことではなくて、私の入社後10年ぐらいでなんとか手応えを感じて、さらに5年ほどかかって今のような体制を確立できました。

  • 会長

    私は当時から、「これから会社を背負っていくあなたをサポートしよう」と思っていたから。社長業のバトンを渡して会長になった今も、その気持ちは同じですよ。

  • 社長

    いろいろと勉強する機会をつくってくれた会長には、本当に感謝しています。
    欧米に比べると「日本の中小企業は生産性が低い」と言われています。優れたものづくりやサービス、そして優秀な人々はたくさんいますが、足りないのは、企業×働き手、企業×企業のマッチングだと考えます。
    仕事に対して、やりがいや自身ができること・必要とされていることが見い出せなかったり、古くからの習慣の踏襲で日々進化するテクノロジーに付いていけてないケースも多いように感じます。技術は「人」のためにあり、それを使うのも人です。テクノロジーに任せられることは任せ、人は「人がやるべき仕事」をやればいい。各々が得意とする分野を掛け合わせることでまだまだ生産性は上がり、よりよいものづくりが可能になると思います。
    甲村ハウジングは、「人が楽しく働ける社会へ」の実現に歩みを進めます。

社員対談 引き継ぐ者の想いと、<br />
受け継ぐ者の想い。

“業界の未来”を見据え、
より良い会社を目指す。

  • 会長

    では、社長は今後の『甲村ハウジング』を、どのような会社に発展させていきたいと思ってますか?

  • 社長

    そうですね‥‥当社はCADで図面を描くこともできるし、工場には最新の木材加工機・塗装機等をそろえています。また造作大工もたくさん抱えていて、要は「木材をはじめとした建築資材の調達から、加工・取付まで、自社で一貫して請け負える体制」が整っています。それに加えて“フレーム(躯体)工事”にも対応していますが、今後はこの部分を伸ばしていきたいですね。そうすることで、お客様が『甲村ハウジング』に依頼する付加価値は、より高くなると思うんです。
    それと、もっと女性や若手が活躍できる職場にしたいです。建設業界ってどうしても男性的というか、無骨なイメージがあると思うんですけど、これからの時代は女性ならではの視点や感性を建設にもっと生かすべきだと思ってて。若い人が「こういう仕事をしてみたい!」と思えるような、魅力的な業界にしたいとも思っています。うちみたいに“建設業のあれこれ”をワンストップでできて、木材の加工場も備えていて、さらにベテラン大工とのつながりも強い会社なら、業界ならではの体力的な負担も減らせるし、若手を育成する体制も整えられます。うちの新工場「Modellazione Legno(LABO)」は、“建設業の魅力を高める存在”になれると思っています。
    ちなみに会長は、これからの『甲村ハウジング』に期待してることってありますか?

  • 会長

    今、我々が専門的に取り扱ってきた木材というものが、再生可能な資源として世界的に見直されていますよね。そのこともあって、建築物の木造化・木質化が各方面で推進されています。だから今後は木材そのもののニーズが高まっていくだろうし、木を使った建設工事のノウハウも今まで以上に求められると、私は思ってるんです。それはつまり、うちみたいに“木のこと”を知り尽くした建設会社が注目されるということですよね。その波をしっかりとらえ、木材業界・木造建築業界の一翼を担うような会社になってもらえれば、これほどうれしいことはないですね。

  • 社長

    大きな話ですね。でも、おっしゃる通りだと思います。
    従来の強みとこれからの新しい魅力、どちらも背負って、社員と共に『甲村ハウジング』を更に前進させていきます。

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